新型コロナウイルス感染症対策に伴う立ち会い出産について R3年度

現在は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、立ち合い分娩を制限させていただいております。

立ち合い分娩中止の期間もありましたが、現在は付き添いの方を一人に限らせていただき、PCR検査実施、陰性確認のもと立ち合い可能となっています。

 

<経膣分娩の場合>

①陣痛開始の病棟への連絡時には、患者さんと付き添いご家族の「海外渡航歴の有無、2週間以内に県外など感染者が多い地域への外出有無、身近の感染者・濃厚接触者の有無、発熱や倦怠感・嗅覚味覚異常の有無など」を確認します。

②産婦さんは妊娠38週の妊婦健診時にPCR検査を実施して頂いていますが、健診から1週間経過した場合は、入院時に再検査して頂きます。

③入院に付き添って来て頂いたご家族は、立ち合い希望がある場合、自費(4000円)となりますが、PCR検査を病棟内で実施します。立ち合い可能な方は夫、または実両親、義両親のうちの一人です。交代はできません。①での確認内容を満たさない方は立ち合いをご遠慮いただいていますので、ご承知ください。検査結果が出るまで1時間前後かかりますので、その間は車で待機いただきます。検査実施、陰性確認後は病棟内に入り、陣痛室・分娩室の立ち合いが可能となります。可能であれば、分娩後2時間カンガルーケア実施中まで立ち合い可能となります。分娩時、分娩室に入る事が出来るのは夫のみです。カンガルーケア時は夫以外のご家族も可能です。検査の実施が無い場合、病棟内には立ち入ることが出来ませんので、デイルーム(エレベーター前の共同スペース)で待機して頂きます。分娩経過が長いことを予測した場合には、一時帰宅して頂き、分娩が進行してきた時点で連絡しますので、再度来院し、待機して頂きます。待機するご家族は、夫または、実両親、義両親に限らせて頂きますが、最少人数でお願いします。また、15歳以下のお子さんはご遠慮下さい。待機するご家族にも、再度①の内容を確認させて頂き、検温も行います。

 

以降はこれまでの管理と変わりありませんので、前回の投稿内容をご確認ください。

また、帝王切開時の対応につきましても、前回の投稿をご参照ください。

 

今月もたくさんの元気な赤ちゃんが出生されました。

 

十分に対策をさせていただいた上にはなりますが、夫婦で命が生まれる瞬間に立ち会える 環境をつくれるよう、スタッフも最善を尽くします。ひとつの命が誕生するにはどれだけの苦労を伴うかという、「産みの苦しみ」に夫婦で向き合うことで一体感が生まれます。わが子の生まれる瞬間を一緒に見届けることがパパとして大切な一歩。パパとしての自覚も持ちやすくなります。 また、ママもパパがそばにいてくれるだけで安心でき、心の支えとなります。

 

コロナが蔓延し、対策についてご理解、ご協力ありがとうございます。制限がある中ではありますが、ママ・パパができる限り満足できるお産を目指せるよう、環境を整えさせていただきます。元気な赤ちゃんに会えるのもスタッフ一同楽しみにお待ちしております。